1.現地のテレビ局の日本語放送

1. 現地のテレビ局の日本語放送

海外のケーブルテレビを契約しますと、必ず日本語放送を行っているチャンネルが存在します。これらの地元のテレビ会社と契約することで、海外からでも日本のテレビを見ることができるようになります。

1-1. JSTV

欧州・中東・ロシア・北アフリカ地域でお住いの方が利用できる日本語放送局です。JSTV1とJSTV2という2チャンネルがあります。JTV2の方は子供向け番組も多く放送されています。

1-2. Japan TV

アメリカ全土をカバーしている日本語放送局です。1チャンネルで24時間日本語放送が流れ続けます。

1-3. 視聴方法

海外でこれらの日本語放送を視聴するには、3つの方法があります。衛星放送(サテライトDishを設置)、ケーブル会社との契約、IPTV(インターネット経由)での受信(セットトップボックス設置)で海外で日本のテレビを受信することができます。
以下はハワイで日本語放送を見る場合のケースですが、ケーブルテレビ、衛星放送、IPTVという3種類の受信方式から選択。それぞれのプロバイダーと契約してテレビで視聴するという形になります。
Japan TV
通常どのサービスでもセットトップボックスが支給されますのでそれをテレビにつなぎ、チャンネルを合わせて視聴するという形です。ハワイのケースであれば、チャンネル678でTime Warnerケーブル会社と契約すると月々$33.95で視聴できるようになるということになります。(その他設定費用初期費用などがかかります。)
多くのケースでは、現地のケーブル会社と契約後、追加チャンネル(日本語テレビ)という形の追加オプションでご利用いただくのが一般的です。アメリカでは下記のような様々なケーブル会社があり、各プロバイダーによって価格もマチマチです。
 COMCAST
  Digital Economy$29.95 per month45+ Channels
TIME WARNER
  Starter TV$19.99 per month20+ Channels
COX
  TV Economy$24.99 per month155+ Channels
Verizon FiOS TV
  FiOS TV Local/Select$10 or $34.99 per month60 Ch or 185+ Ch Pachages
 AT&T U-verse
  U-family TV$29.99 per month140+ Channels

1-4. 視聴できる番組

日本のようにNHKはch1, フジテレビはch8 というようなカテゴリーになっているのではなく、チャンネルは日本語放送として1チャンネルしか用意されていません。その中で、NHK、民放が時間を区切って放送されるという形になります。
視聴できる番組は、かなり限られていますが、各ページに番組表がございますのでごらんくださいい。

1-5. コスト

工事費用、初期設定費用などもございますが、月々の費用としては、
JSTV      £30 EUR(英国) = 3600円程度
Japan TV $30 (ドル)         = 3500円程度
ということで同じくらいになります。海外駐在平均滞在3年と言われておりますので、3年利用したということで計算しますと
かかる費用 13万円程度 (その他、工事費用、初期設定費用あり)
程度ということになるかと思います。(為替の状況によって金額は違います)

1-6. 結論

実際に使ってみて放送されている内容があまりにも少なすぎるのが印象的でした。またイチローなどの大リーガーなどのインタビューの時などは、音声しか流れず画像は静止画状態ということもしばしばありました。(著作権上のようです)
多くの番組は、自分の好みと違うことが多い為、見たいものが見れるというものではないのでインターネットが復旧するまえには有意義なサービスだったと言えますが、現代に於いては少し時代遅れのサービスかもしれません。
とはいえ、海外のテレビでテレビが映るのですから、海外在住者にはありがたいサービスです。